2025年3月7日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のシグネチャーパビリオンの1つで、宮田裕章氏(慶應義塾大学医学部教授)がプロデューサーを担当する「Better Co-Being」パビリオンのテーマ事業「いのちを響き合わせる」に、サプライヤーとして協賛することを発表しました。
今回の関西・大阪万博における「シグネチャーパビリオン」は、日本が誇るトップクリエイター8人が集結し、各々の創造性でプロデュースする展示となります。
宮田氏がプロデュースする「Better Co-Being」パビリオン展示では、来場者同士がつながり、響き合う中で共に未来を描く体験の提供を目指しています。
具体的には、その日その時間に集った来場者がグループを組み、一期一会のつながりを起点に、「人と人との共鳴」「人と世界の共鳴」「人と未来の共鳴」という大きく3つからなるシークエンス(共鳴体験)を巡りながら、共に未来に向かいます。
このパビリオン展示におけるインタラクティブなデジタル・アートや空間の運営を支えるデータ処理基盤として、日本IBMはAIワークロード向けに最適化された高い計算能力を備え、優れたエネルギー効率を発揮するIBM Power サーバーを提供します。
「Better Co-Being」パビリオンにおける来場者体験を、リアルタイムの大規模なデータ処理やAI解析により、IBM Power サーバーは支援します。
「Better Co-Being」パビリオンで、IBM Powerサーバーが果たす役割
IBM Power サーバーは「Better Co-Being」パビリオンで体験できる以下の基盤として活用されます。
- Better Co-Beingアプリ(supported by大林組)
来場者の共鳴体験をサポートするWEBアプリです。アートインスタレーションの解説の他、その瞬間に集った来場者同士の体験・選択を、万博の7つのテーマを軸に分析・表現し、自分自身の価値観と他者の多様な価値観への気づきを促します。 - ふしぎな石ころ「echorb (エコーブ)」(supported by村田製作所)
特殊な振動により脳に錯覚を与える3Dハプティクス技術を搭載しており、ふしぎな触感・手ごたえ感で来場者を共鳴体験に導きます。また鼓動センサ(村田製作所提供ミリ波センサ、荷重センサ)との連携により来場者それぞれの鼓動を自分の石ころに宿し、自分のいのちを手のひらに感じながらパビリオンを巡ることができます。
IBM Power事業部長 原 寛世氏のコメント
今回のお話は、「万博に対する社会貢献」ということで、そもそも社名は一切出さずに準備を進めていたものでした。
今回は、展示の肝であるインタラクティブなデジタル・アートや大量のデータ処理を支える裏側のサーバーとして、IBM Powerをご提供しています。IBM Powerには、パビリオン来場者から発生する大量のデータをリアルタイムでやり取りできる処理性能、拡張性、堅牢性、可用性があります。AI的なトランザクションが発生する展示に対して、AIの推論エンジンとして十分な処理性能を低消費電力で実現可能であることから、IBM Powerは今回の万博のテーマに合致していると自負しています。
先日、現地でのセットアップに携わった弊社のエンジニアが、「パビリオンで体験できる内容は感嘆すべきものであり、IBM Powerの使い方として、大変勉強になりました。」と熱く語っていました。
関西・大阪万博にご来場の際は、「Better Co-Being」パビリオンにお立ち寄りいただき、IBM Powerの実力を体感してください!