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2026.04.22
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【IBM Bob】IBM i 開発の常識を変えるIBM Bobとは?

【IBM Bob】IBM i 開発の常識を変えるIBM Bobとは?

本記事は、株式会社イグアスが公開している『エンタープライズ向けAIコーディング・エージェント「IBM Bob」』の掲載内容の一部を再構成したものです。(編集部)

IBM Bobとは?

IBM Bobは、IBM社が提供するエンタープライズ向けAIコーディング・エージェントです。

要件を自然言語(日本語可)で伝えると、IBM Bobはチャット対話によって要件や仕様を精緻に決定して、コードを生成します。IBM Bobは既存アプリケーションの編集にも対応しており、AIがリポジトリーや仕様書を理解した上で、仕様書の生成、コード・レビュー、テストなどを行います。

IBM Bobは、アプリケーション開発プロセスの常識を変え、生産性を飛躍的に向上させることで、労働生産性やエンジニア不足といった社会課題解決にも寄与するソリューションです。

IBM Bobの仕組み

人が自然言語で指示をすると、AIコーディング・エージェントであるIBM Bobが指示内容に合わせて適切に回答します。要件確定から仕様書生成、コード生成などあらゆる開発工程のサポートを行います。

IBM Bobが提供する開発者向けの主な機能

  • Explain(説明)
    プログラムを解析し、説明を生成
    (RPGプログラムの簡単な説明を生成)
  • Transform(変換)
    プログラミング言語をバージョンアップ、もしくはモダナイズ
    (レコードレベル・アクセスを指示する内容のコーディングをSQLに変換、従来のRPGプログラムをフリーフォームRPGへ変換)
  • Refactor(リファクタリング)
    コードの構造を最適化し、保守性を向上
    (変数名をわかりやすい名前に変更)
  • Generate(生成)
    プログラムやアプリケーションの作成
    (現代風のプログラムの生成支援、インラインでのコードの補足作成)

開発の現場が直面している課題と、解決策としての「IBM Bob」

以下のような現場の課題はありませんか?

  • 社内のITエンジニアが不足している
  • 現在稼働しているアプリケーションの仕様書が無い、または古い
  • 若手エンジニアを育成したい
  • エンジニアでなくても、アプリケーション開発にチャレンジしたい

「IBM Bob」によって開発スタイルを変革して、生産性を向上させる

  1. AIファーストの開発支援ツール
    IBM Bobはリポジトリーや仕様書を理解し、コード生成、仕様書生成、コードのレビューと最適化を、開発者のパートナーとしてサポートします。
    不明な点があるコードの機能やアーキテクチャーが分かりやすい言葉で解説されるので、エンジニアの理解が深まります。
  2. 開発品質が向上
    IBM Bobが、要件整理からコード・レビューまでを一貫して支援するため、抜け漏れのない開発が行なわれ、最終的には開発品質が向上します。
    また、IBM Bobのエラー分析と修正提案によりデバッグを効率化することで、安定した開発が行えます。
  3. エンジニア不足とスキルギャップを解消
    IBM Bobは個々の開発者が求める支援を提供し、企業におけるエンジニア人材不足の課題を補完します。
    一人ひとりをIBM Bobがサポートすることによって、誰でも再現可能な開発プロセスが実現できます。
  4. 企業向けのガバナンスとセキュリティーに対応
    IBM Bobは、開発プロセスのあらゆる段階で、企業におけるガバナンス基準に準拠しています。
  5. IBMとAnthropicのテクノロジーを融合
    高い信頼性と安全性によりコード生成に強みを持つAnthropic(アンスロピック) のLLMである「Claude」を組み合わせることで、AIによるアプリケーション開発の生産性改善と本番環境における稼働運用の信頼性を確保しています。

Anthropic社:大規模言語モデル(LLM)の「Claude」を開発する米国のスタートアップ企業

38%の工数削減を実証(株式会社イグアスにおける開発検証の結果)

株式会社イグアスは、米国IBM本社よりテクノロジープレビューオファーを受け、IBM Bobを活用した開発検証を先行で実施しました。

IBM Bobを用いて、アプリケーション開発の各工程、仕様書(下書き)生成、コード生成、テストケース生成を実施した結果、アプリケーション開発全体で38%の工数削減を実証しました。

以下の表は、株式会社イグアスが実施した開発検証にて、PhytonやRPGによるサンプルアプリケーション開発での主な工数削減ポイントを整理したものです。

工程 工数削減率
要件・仕様策定 22%
提案コード生成 57%
テストケース生成・実行 34%

開発検証において最も工数が削減されたのは、「提案コード生成」の57%です。このことから、IBM Bobは要件に合わせて「生み出す」作業が得意である、と言えるでしょう。

関連情報

参考価格:IBM Bob Enterprise SaaS

イグアス ソリューションポータルの「イグアスセレクション26・春号」IBM Bobの最下部から若干上方にある「参考価格」をご覧ください。

IBM Bob向けのサービスメニュー

株式会社イグアスは、「イグアスAI駆動型開発サービス – IBM Bobシリーズ – 」を提供。6つのサービスで、AI駆動型開発を支えます。

  1. はじめてのIBM Bob 概要・操作トレーニングサービス
  2. IBM Bob 開発コーチング
  3. IBM Bob アプリケーション開発サービス
  4. IBM Bob アプリケーション保守サービス
  5. i-Cross API for AIエージェント 活用支援サービス
  6. PVS One for AIエージェント 活用支援サービス

「イグアスAI駆動型開発サービス – IBM Bobシリーズ – 」の詳細は、こちらでご確認ください。

IBM Bobに関する株式会社イグアスのニュースリリース

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