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- このトピックには6件の返信、2人の参加者があり、最後に
SPIKAにより2025年11月11日 4:54 PMに更新されました。
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2025年11月7日 15:15 #10556
SPIKA
参加者現在、全てのオブジェクトのオブジェクト権限が「*ALL」となっており、セキュリティ対策上、データは「*EXCLUDE」に、プログラムは「*USE」に変更する事を考えています。
この時、ユーザープロファイルの特殊権限が「*NONE」のユーザーがプログラムを実行して、データを読んだり更新したりする事は出来るのでしょうか? -
2025年11月10日 10:21 #10562
イグアス次郎参加者SPIKAさん、
こんにちは、イグアス次郎です。
久しぶりの問い合わせですね。まず、ご使用のシステムのバージョン、セキリティレベルを
教えて下さい。使用するユーザープロフィルのユーザークラスは
*USER ですか? (ユーザークラスと特殊権限は矛盾しないでください)
データのオブジェクト権限は、*PUBLICに対して「*EXCLUDE」なのでしょうか?おそらく、「プログラム借用権限」を使用して一般ユーザーはデータを
参照/更新できるが、許可されていないプログラムでのデータ使用は
出来なくする方法を尋ねていると思われますが、正しいでしょうか? -
2025年11月10日 11:16 #10563
SPIKA
参加者イグアス次郎さん、こんにちは。
いつもお世話になっています。情報が少なくて申し訳ございません。
システムはIBMi7.4、セキュリティレベルは20です。
ユーザークラスは*USER です。
データのオブジェクト権限は、*PUBLICに対して「*EXCLUDE」にしたい(現状は「*ALL」)です。
お聞きしたいのは、この様に権限を変更したとしても、プログラムからのDBの更新は普通に出来ますでしょうか、という点です。
以下はあくまでご参考までにという事になりますが、目的としては最近DBeaverなどのツールを用いてDBにアクセスするユーザーがいるので、その場合は専用のプロファイルを用意して、そちらを使う様に切り分けを行いたいと思っています -
2025年11月10日 12:01 #10565
イグアス次郎参加者SPIKAさん、イグアス次郎です。
セキュリティレベルは20 ですか、最近セキュリティレベルは20の
環境が無いので、試すことが出来ないのですが、たしかオブジェクトが
作成時の初期値が変わるだけであり、権限関係は他のレベルと同じように
動作すると思っています。
よって、*PUBLICに対して「*EXCLUDE」にすると、所有者(作成者)以外は
参照/更新が出来なくなります。
※1:所有者(作成者)はオブジェクト作成時に、権限が付与されている -
2025年11月10日 14:07 #10566
SPIKA
参加者ご回答いただき、ありがとうございます。
現在セキュリティレベルを40に上げる事を検討しており、その一環として、質問をさせていただきました。
システム部員を除くユーザーに関してですが、それでは一般的にはどの様な設定にされているのでしょうか?
・オブジェクト権限(*PUBLIC)は「*ALL」にしたくない
・ユーザープロファイルの特殊権限「*ALLOBJ」にはしたくない
(限られたユーザープロファイルのみ*ALLOBJにする)
・プログラムを介して、現状の様にDBの読み書きはしたい -
2025年11月11日 10:37 #10571
イグアス次郎参加者ベストアンサーSPIKAさん、イグアス次郎です。
お疲れ様です。
セキュリテイレベル20->40は、ぜひ実現して下さい。ご要望を満たす設定として、プログラム借用権限を使用して
セキュリティを強化するための設定の方法があります。1. 例えばプログラム開発者グルーブ(PGMRS)を作り、プログラムを作った
ユーザーを全て含めておきます。
(グルーブ(PGMRS)のユーザークラスはQPGMRです。)
2. 使用するプログラムのオーナー(所有者)をグルーブ(PGMRS)に変更します。
コマンド
CHGOBJOWN PGM(XXXLIB/YYYPGM) OBJTYPE(*PGM) NEWOWN(PGMRS)3. 例えば社員グルーブ(SYAIN)を作り、個々の必要とするユーザーを
全て含めておきます。
4. グルーブ(SYAIN)が使用するブログラムで、借用権限の使用を*YESに
変更します。
コマンド
CHGPGM PGM(XXXLIB/YYYPGM) USEADPAUT(*YES)
5. グルーブ(SYAIN)が使用するブログラムへの権限を編集し、
*PUBLICを消して、グルーブ(SYAIN)を*USEで追加します。
コマンド
RVKOBJAUT OBJ(XXXLIB/YYYPGM) OBJTYPE(*PGM) USER(*PUBLIC)
GRTOBJAUT OBJ(XXXLIB/YYYPGM) OBJTYPE(*PGM) USER(SYAIN) AUT(*USE)6. ブログラムが参照するファイルの権限を編集し*PUBLICを消します。
コマンド
RVKOBJAUT OBJ(XXXLIB/ZZZFILE) OBJTYPE(*FILE) USER(*PUBLIC)これで、ユーザーが含まれる社員グルーブが、プログラムを使用出来る
ようになり、ブログラムの所有者の権限でファイルをアクセスできる様に
なり、該当のプログラム経由以外では、ユーザーはアクセスできません。
基本的な考え方は以上です。
※1:プログラム所有者のグループの精査は必須です。
※2:十分にテストを行ってください。
(別環境とか、誰も使用していない時にテストを行ってください。) -
2025年11月11日 16:54 #10575
SPIKA
参加者イグアス次郎さん、いつも分かり易いご回答をいただき、ありがとうございます。
大変参考になりました。早速実践したいと思います
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