はじめに
1. 事前準備
Gitをinstallする
- まずは、GitをPCにInstallするところから準備を進めます。
- 以下Gitのダウンロードサイトにアクセスします。画面ショットは変更されている可能性があります。
- https://git-scm.com/downloads
- PCのOSに合わせてGitのダウンロードを行います。本記事ではWindowsの画面ショットを用意しています。(ここではWindowsを選択します)
- Click here to downloadを押下し、install用のexeファイルを取得します。
- 本記事で取得したexeファイルはGit-2.49.0-64-bit.exeです。バージョンによってファイル名は異なります。
- 本記事で取得したexeファイルはGit-2.49.0-64-bit.exeです。バージョンによってファイル名は異なります。
- exeを実行します。Nextを押下して設定を進めます。今回はすべてデフォルトで進めました。
- Install完了画面が出てきたらFinishを押下してInstallを終了します。
- Git Bushアプリがinstallされていることを確認します。
GitHubを登録する
- 続いてGitHubのアカウントを作成します。
- 新しい個人アカウントにサインアップするを参照しながらSign up作業を進めます。
Gitでのユーザー名の設定
- Git Bashのアプリからも設定できますが、VS CodeのターミナルからGitBashを指定して開きます。
- VS Codeでターミナル→新しいターミナルを押下します。
- +を押下し、Git Bashを選択します。
- git config コマンドを使って、Git コミットと関連付けられている名前を設定します。
- GitHubで作成したユーザー名とメールアドレスを登録します。
git config --global user.name <ユーザー名> git config --global user.email <メールアドレス>
- 私の個人アカウントkoinumasaokoの場合は以下のようになります。
git config --global user.name koinumasaoko git config --global user.email exsample@xx.jp
- このリポジトリはこの会社用のGitHubアカウントにしたい、等の運用がある場合は、git config コマンドのlocalオプションを利用します。
git config --local user.name <ユーザー名> git config --local user.email <メールアドレス>
- GitHubで作成したユーザー名とメールアドレスを登録します。
2. GitHubでリモートリポジトリを作成し、
ローカルリポジトリに複製(clone)する
GitHubでリモートリポジトリ作成
- 準備が終了したら、リモートリポジトリから作成していきます。
- ブラウザーからGitHubにログインし、Dashboardを開きます。続いて、Newを押下し、リポジトリを作成します。
- Repository nameを設定します。例:iWorld-git
- 今回はPrivateでリポジトリを作成します※Publicにすると全体公開になります。
- Add a README fileにチェックを入れて、README(リポジトリの説明文章)ファイルを作成する設定にします。
- Create repositoryを押下します。
- 新規でリモートリポジトリを作成できました。
ローカルリポジトリに複製(clone)
- ローカルPCに複製するために、リモートリポジトリのclone用リンクを取得しておきます。
- Codeを押下し、clone用のリンクをコピーします。
- 以下のフォルダ作成後、VS Codeで開きます。
C:\iWorld-git-wk

- コマンドパレットを開きます。F1キー(すべてのOSで共通しています。またはWindows/LinuxではCtrl + Shift + Pキー、macOSではCtrlでなく、Command + Shift + P)を押下します。
- Git cloneと入力し、Git クローンをクリックします。
- VS CodeでGitHubへのアクセスが初めての時にユーザー認証が入ります。(Webブラウザが開き、ユーザーの紐づけ設定を行います)
- 利用ユーザーIDを確認し、Continueを押下します。
- Authorize Visual-Studio-Codeを押下します。
- 取得済のリモートリポジトリのclone用のURLを貼り付け、表示候補を選択します。
- 複製先フォルダを選びます。現在開いているフォルダと同じC:\iWorld-git-wkを選択します。
- 以下の確認メッセージが出てきます。今回は開くを選択します。
- リモートリポジトリ(iWorld-git)がローカルPCに複製されていることが確認できます。
イメージ図の確認1
- ここまでのイメージ図は以下の通りです。リモートリポジトリからローカルPCのローカルリポジトリへ複製をしてきました。
3.ローカルリポジトリに新規ソースファイルを作成し、リモートリポジトリへpushする
FF RPGソースを新規で作成する
- 続いて、VS Codeのエクスプローラーを選択し、新規ファイルを作成します。今回は`hello.rpgle`というFree Form RPGを作成してみましょう。
- ソースは以下の通りです。
**free ctl-opt dftname(hello); ctl-opt dftactgrp(*no) main(main); //--------------------- // main処理 // CALL PGM(XXXLIB/HELLO) PARM(('iWorld' (*CHAR 30))) //--------------------- dcl-proc main; dcl-pi *n; #message char(30); end-pi; dsply ('こんにちは!' + #message); end-proc;
git add
- git add=編集履歴をステージングエリアに移すこと、でしたね。
- 作成したhello.rpglファイルをgit addで、ステージングエリアへ移動させます。
- アクティビティバーにあるソース管理のアイコンをクリックします。
- ソース管理のアイコンに①がついているはずです。これは1つのファイルに変更があったことを示しています。
- ソース管理のアイコンに①がついているはずです。これは1つのファイルに変更があったことを示しています。
git commit
- 続いてcommitを行います。commit=スナップショットをとることですね。
- コミットメッセージも入力して、コミットボタンを押下します。
- commitは、1つ以上のファイルがステージングエリアにある場合に使用することができます。
- commitは、1つ以上のファイルがステージングエリアにある場合に使用することができます。
git push
- ローカルリポジトリで行われたcommitをgit pushでリモートリポジトリに同期させていきましょう。
- GitHubのリモートリポジトリ側で、作成したファイルが存在していることを確認します。hello.rpgleが確認できればOKです。
イメージ図の確認2
- ここまでのイメージ図は以下の通りです。
おわりに
- 今回はGit基礎学習編2として、Gitでよく使われるコマンドを実際に触ってみるというテーマで記事化いたしました。
- 次回は分散型バージョン管理の良さをご理解いただけるように、あえて更新ファイルの競合を想定した内容になっています。
筆者
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