【要旨】
- 2027年12月31日付でサービス終了:PowerVSにおけるPower9インスタンス
- Power10インスタンスで利用可能なIBM iは、V7R3以降(延長契約は不要)
- Power11インスタンスで利用可能なIBM iは、V7R4以降
- IBM i V7R4の標準の保守サポートは2026年9月末日で終了
IBM Power9の環境が利用できるのは2027年末まで
2023年10月にPower9プロセッサーを搭載するIBM Powerサーバーは営業活動を終了し、2026年1月31日をもって、IBM Power S914(9009-41A)、IBM Power S924(9009-42A)などのハードウェア標準保守サービスが終了しました。
一方、IBM Power Virtual Server(以後PowerVSと略)では、Power9プロセッサー搭載サーバーの営業活動終了後もPower9インスタンスを購入・展開できていました。
2026年8月6日、このPower9サーバー(E980およびS922)インスタンスについて、2027年12月31日をもってサービス終了となる旨の発表がありました。 またPower9サーバーの容量制限により、この8月からIBMはPower9サーバーへの新規インスタンス展開を制限しています。
- 2026年8月までにPower9サーバーにインスタンスを構築している場合、追加で新規インスタンスを2026年11月まで構築可能。
- 2026年8月以前にPower9サーバーにインスタンスを構築していない場合、2026年8月以降にPower9サーバーでの新規インスタンスの構築不可
つまり、2026年8月以降全くの新規でのPower9インスタンス購入はできなくなっています。また、現在Power9インスタンスを利用されているお客様も、2027年の年末までにPower10もしくはPower11のインスタンスに移行する必要があります。
インスタンスの移行先の選択
インスタンスの移行の際には、以下のサーバー・ハードウェアとIBM i OSのバージョンのマトリックスを参照の上、適切な移行先を選択してください。
| Servers | IBM i 7.2 | IBM i 7.3 | IBM i 7.4 | IBM i 7.5 | IBM i 7.6 |
|---|---|---|---|---|---|
| Power11 E1180, S1124/L1124, S1122/L1122(VIOS only except the 2x4C is native or VIOS) |
✅ | ✅ | ✅ | ||
| Power10 E1080, S1014, S1022/L1022(VIOS only), S1022s(2x4C native or VIOS), S1024/L1024, S1012(no IBM i 7.3 support) |
✅ | ✅ | ✅ | ✅ | |
| Power9 S914, S922(VIOS only), H922(VIOS only), S924, H924, E980, S922 Entry(single native I/O partition only) |
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例えば、V7R3を利用している場合は、Power10インスタンスには移行できます。一方、Power11インスタンスではV7R3は稼働しないため、V7R4以降のIBM i OSへのアップグレードが必要となります。
サポートが既に終了しているV7R1やV7R2(2026年4月末日で延長サポート終了)をご利用中の場合は、Power10もしくはPower11のいずれかのインスタンスへの移行に際して、IBM i OSのアップグレードが必須となります。
IBM i OSをアップグレードする際の留意点
インスタンスの移行に際してIBM i OSをアップグレードする場合、V7R4の標準の保守サポートが2026年9月末日で終了することに注意してください。
※ 延長サポートは、2029年9月30日まで提供されるようです。
(参考)Service Extension for IBM i 7.4, 7.3 and 7.2(PDF 295KB)
* IBMの将来の方向性および意図に関するすべての記述は、予告なしに変更または撤回される場合があり、目標および目的のみを表しています。
** 矢印は「進行中のステータス」であり、特定の日付を意味するものではありません。
Live Partition Mobilityを用いた移行時の留意点
ご利用中のIBM i OSに保守サポートがある場合は、Live Partition Mobility(以後LPMと略)を利用することで、Power9インスタンスからPower10もしくはPower11のインスタンスに、IPアドレスを引き継ぎながら移行できます。ただし、サーバーのシリアル番号は変更となりますので注意が必要です。
また、LPMを利用してプロセッサー・グループP10で利用しているPower9インスタンスを移行すると、Power10もしくはPower11のインスタンスにおいてもプロセッサー・グループP10となります。費用削減などを目的にプロセッサー・グループをP10からP05へ変更したい場合や、仮想シリアル番号を採用したい場合には、別途、申請などが必要となりますので、余裕を持った移行スケジュールをご検討ください。
以上、詳しくは担当のIBM営業員またはIBMビジネス・パートナーまでご相談ください。
※当記事は、2026年8月6日時点での情報となります。今後追加の情報が発表されました場合は、都度更新致します。











