最近モダナイゼーションについての議論が盛んになってきていますが、ともすると開発言語の選択、Web化、クラウド化といったモダナイゼーションの手段に過ぎない技術的な話題に焦点が当てられがちであるように見受けられます。しかし、流行の最新技術を使っていればシステムはモダナイズされていると言えるのでしょうか?
本来はシステムをモダナイズする目的があり、それを達成するためにはどのようなシステム構造にするべきかを考え、必要な技術を選択するという順序でモダナイゼーションを進めるべきでしょう。最新技術を使うことを真っ先に考えるのは手段が目的化しており、本末転倒と言えるでしょう。目的を見誤ったモダナイゼーションは、見かけだけが現代風の古いシステム作りに終わります。
この連載では、「何のためにモダナイズするのか?」という視点を軸にIBM iにおけるモダナイゼーションを改めて考え直してみたいと思います。
