松岡功の「今週の明言」
進化する「Powerサーバー」、今後の行方は–日本IBM社長に聞いてみた
https://japan.zdnet.com/article/35235663/
筆者はPower製品が登場した1980年代後半からその変遷を見てきたが、今回改めてその進化ぶりに目を見張った。ただ、インフラとしてクラウドの利用が広がっている中で今後を見据えたときに、エンタープライズサーバーはビジネスとして伸びていくのか。言い換えると、IBMとしてこの事業を続けて費用対効果をきちんと出し続けていけるのか。この疑問を会見の質疑応答でぶつけてみたところ、山口氏は次のように答えた。
「投資対効果がもちろんないわけではない。現在のPowerサーバーは従来の『IBM i』のお客さまをはじめ、(IBMのUNIXである)『AIX』を使い込んでいただいているお客さま、そしてこれからはLinux OSを使いたいというお客さまからのご要望もいただいており、IBMとして今後もこの事業を継続していくという経営判断を明確に行っている」