連載一覧 Serials
オープンソースは無関係だと感じているIBM i ユーザーも多いと思います。逆に、IBM iはITの潮流から取り残された古いマシンで、早急にオープンなプットフォームに移行すべきと焦りを感じている方もいるかも知れません。結論を言えばどちらも誤りで、今やIBM iは昔のソフトウェア資産が活かしつつオープンソースの様々な恩恵も受けられるオープンなシステムです。
今回はNode.jsに関する対談の抄訳をお届けします。Node.jsは2009年に初版がリリースされた長い歴史を持つJavaScriptのサーバサイド実行環境で、IBMは最近このプロモーションに力を入れています。IBM iでも利用可能なこのオープンソースは、習得が比較的容易でプログラムが短期間で作成できる、Webアプリ作成に適した言語です。Node.jsをRPGやSQLで書かれた基幹業務プログラムと連携させることで、IBM i上の既存アプリケーションを活用したWebアプリが容易に作成できます。
コンテナやマイクロサービスはITの世界で常識、しかしIBM iユーザーには無縁だと思っていませんか?今回ご紹介する記事では、これらの概念は十年以上も前に既にに実装されていたという指摘がなされています。新たな視点からIBM iの先進性と将来性が再認識できると同時に、コンテナやマイクロサービスに対する理解も深まるはずです。
前回の記事では、IBM iを監視するための方法として、オープンソースのGrafanaを使ったダッシュボードの構築法を説明しましたが、今回は同じくオープンソースのPrometheusを使ったIBM iの監視法について説明します。また、GrafanaとPrometheusというツールを組み合わせることで、幅広いデータを監視するダッシュボードが実現できることも説明しています。
IBM i の運用において、日々システムの稼働状況をどのように監視・管理していますか?今回は、オープンソースのログの可視化ツールであるGrafanaをIBM iにインストールし、IBM iの稼働状況をグラフィカルに監視する方法をお伝えします。今回の記事では詳細な説明がありませんが、Grafanaを使うことでIBM iだけでなく他システムのハードウェアやアプリケーションを含むソフトウェアの監視も可能であることも覚えておくべき重要な点です。